Rowing manufactuer ~レート計最大手NK編~

Rowing manufactuer ~レート計最大手NK編~

NKって結局何の会社?

Nielsen-Kellerman : ニールセン・ケラーマン(以下「NK」)は米国を拠点とする世界有数の測量器具メーカーである。ローイングのレート計だけでなく、工事作業や登山などで用いられる携帯風速計、気象計においても世界的シェアを誇る。

物理学者だったRichard Kellermanをローイングの指導者だったPaul Nielsenが誘う形で1978年にニューヨークにて創業し、最初はCOXの負担(長時間のメガホンでの発声、タイムとレートの管理)を減らすアイテムをつくるというテーマからスタートした。そしてメガホンとストップウォッチを一つにした「COX BOX」を翌年1979年に開発し、改良を加えた「COXBOX2」を史上初の拡声器つきタイム計として1980年に発売した。また、同時期にConcpet2を創業したDreissigacker兄弟と組んで史上初のローイングマシンとなる「Concpet2」のモニターを共同で開発したことで一躍その名が米国のローイング界隈に広まった。その後も磁石や振動を用いてレートを表示できる「Stroke coach」シリーズやその技術を応用したポケット風速計「Kestrel」シリーズの世界展開により今日の大企業へと成長した。


進化を続けるNK

ピンに装着してパワーカーブを測定できる「Oar Lock」シリーズや艇速をリアルタイムに把握できる「Speed Coach GPS」シリーズなど、オアズマンたちのパフォーマンスをより最大限に発揮できるようにするためのプロダクトを常に生み出し続けており、今後もローイング界隈において最も影響力のあるメーカーであり続けるのは間違いないといえる。さらに日本ではあまり浸透していないが、スマホやパソコンのアプリと連携してGPSやOarLockなどからローイングのデータの収集・解析が可能な「LiNK」サービスはまさに画期的なツールといえる。


出典

・NK公式サイト(https://nksports.com/)

・Row360 “NK launch global on-water virtual regatta”

(https://row-360.com/nk-launch-global-on-water-virtual-regatta/)

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