Rowing manufactures ~Dreher編~

Rowing manufactures ~Dreher編~

世界唯一のフルカーボンオール

米国ニューハンプシャーのダーラム(Durham)に拠点を置く「Durham Boat Company」が販売する「Dreher Siries」は世界初にして唯一のフルカーボンオールである。グリップの芯からブレードまですべてがカーボンマテリアルであり、高い剛性をもちながら軽量と極めてレース向きなオールとなっている。また、一切の工具を使わずにスパンや全長を調整可能というお手軽さも兼ね備えている。マコンやVoltexなどブレードの形状やグリップの種類など細かいカスタマイズも可能。YouTubeの「Discovery UK」チャンネルにてDreherオールのカーボン圧熱を含めた製造過程を映した動画が掲載されているためぜひ見ていただきたい。

おもに米国やカナダ、英国のカレッジチームに浸透しており、Pan AmericaやHead of Charles(HOCR)といったエリア最大級のレガッタでは近年多く(特にWomen Sweep種目)見られるようになった。最近の実績としてはカリフォルニア大学が2019年にこのオールを用いW8+でHOCRにて3位に輝いている。



実はRowing Tankの世界シェア1位

Durham Boat Companyは1980年代に元米国代表選手のDreher氏がローイングの関連部品製造の会社として立ち上げたが、その後フルカーボンオールやRowing Tankといった斬新な製品を次々に世に生み出している。ここのRowing Tankはいまや世界中の強豪クラブが有するほどであり、このDurham Boat Companyは実は海外ではかなり名の通ったメーカーである。
Rowing Tankとは、室内でローイングのトレーニングが可能な流水プールのことである。
こちらからDreherの納入実績を確認できる。欧米の大学では当たり前の存在だ。

Dreher一族が製造から経営まですべて行うファミリーカンパニーであり、まだ日本含めアジアへの製品導入実績はないが、今後徐々に伸びてくるかもしれない。


Rowing TankについてのDreher公式チャンネル

・Durham Boat Company公式サイト

https://www.durhamboat.com/oars/)

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